みんなのﾃﾆｽスタッフブログ 埼玉県でテニススクールを運営しているスタッフ達のブログです！

ファイナルセット2-2 15-40 ナダルのブレイクポイント２本。「ついに５連覇は途絶えるのか！」と一瞬フェデラー敗退が頭をよぎる。しかし、何とか持ち直して3-2フェデラー。このまままたキープが続くのか・・・1stポイント。ナダルが何でもないフォアハンドをネット。「もしかしてブレイク？そんなはずはない。」「ブレイクできなかったショック？そんな弱い精神力のはずがない。」と自問自答。しかし、ラブゲームでブレイク。「決まった。フェデラーの優勝だ」そのまま6-2　フェデラー優勝。僕はあの今まで見たことのないようなフォアハンドのエラーがすべてを物語った気がする。スキなのか、ショックなのか世界№1，2の選手の精神状態など皆目検討がつかないが少なくとも言えることは同じ人間である以上なんらかの精神状態が働いたんだろうなあということ。ほんの少しの緊張感の欠如を見抜いたかのようなフェデラーの怒濤の攻撃。食い止めようとするが、弱みを見せた相手に反撃を許すほど王者は甘くはない。「今日は僕がラッキーだった」よスピーチで語っていたが、プレーの内容はまさに自分が勝ち残るための容赦ない壮絶な攻撃である。プレーの凄さに感動させられたが、一瞬働いた気持ちの変化。今年のウィンブルドン決勝は人間臭さがよりテニスというスポーツを魅了させてくれた。